10月の一言

刺すような強い日差しは何処へやら。夕方には過ごしやすい気温となり、シーズンの庭はすっかり秋の装い。

日本を代表する花と言えば、春の桜と秋の菊。キク科のコスモスは語源が宇宙と同じってご存知でしたか?

古代ギリシャ時代、かのピタゴラスは「世界のすべては数的・美的な秩序を根源としている」という考えから秩序の整ったものにkosmosと名付け、そこから生まれた言葉に宇宙、コスメ、そしてコスモスもあります。

私を始め、コスモスにどんな秩序があるの?とお思いの方もいらっしゃると思い、調べてみたら面白いことが。

コスモスの花弁は8枚であり、他の花も多くが3,5,8,13といった花弁数になっている事をインド人が発見し、12世紀にフィボナッチがヨーロッパに伝えて以降、自然界を調べるとフィボナッチ数という不思議な秩序に帰結する状況が数多く発見されるようになりました。因みにゼロ「0」を発見したのもインドだと言われており、それまでのローマ数字に代わってインド数をベースにしたアラビア数字は世界的に広まりました。この不思議な秩序は今でも解明されていないようですが、きっとピタゴラスさんは秋の風に耐えるコスモスを見て機能美を感じると同時に「ほら、ここにも美しい数が隠れておった!」と目を細めていたことでしょう。