8月の一言

佐潟の水も沸いてしまいそうな猛暑。庭の大きな木はお互いぶつかりそうになるほど強い風に揺れています。

こんなに強い風なのに気温は39℃を越え、もう外仕事は暫しの休憩。また夕方から水遣りを再開しましょう。

湖畔に繁るヨシの葉は、まるで櫛でとかした髪のように右へ左へゆらゆら。これではヨシキリたちも羽を休める場所がなさそう。先人は風に名前をつけており、今日の風は青嵐(あおあらし)と言います。他にもくだり、こち、だし、かんだち、やませ、あいの風など、これらは夏に吹く風。四季によりまだたくさんの名前があり、生活の知恵として活かされてきました。「今日はくだりの風だから早めに漁を終わらそう」とか「やませが吹いたから今日から夏だ♪」などと使います。新潟は住まいと風の関係にも特徴があり、冬前になると海沿いの家は厚い木板で塀をこしらえ、春に板を外します。冬は家を守り、夏は通風を促す脱着式の塀ですね。風は食文化にも大きく関連しており、秋に収穫した鮭や柿、大根を乾燥保存させるにはなくてはならない秋の風です。長い海岸線と広大な平地、雄大な山間部がある新潟にはその地形やそこで育まれた産業に根差した風の名前もまだたくさん残っているのでしょう。風と共に暮らしてきた新潟の、風にまつわる風物詩を訪ねたい心境です。