7月の一言

もうすぐ七夕。こう書いてタナバタと読むのがなんとも不思議ですが、実はそこには深い歴史がありました。

日本が荒ぶる神々の時代であった頃に始まる、海にそそぐ川のほとりで水の神様に衣服を捧げるために機を織る女性がいたとされる棚機津女(たなばたつめ)の伝説に、中国南北朝時代に記されたある小説のエピソードが合わさって現代に伝わる「七夕」のお話が生まれました。七夕が陰陽五行説の節句に数えられることや原作があることから中国から丸々伝わった祭事かと思いきや、実は日本の神道文化を基にした伝統ある儀式だったのです。そして嬉しいことに、私が敬愛する木花開耶姫(コノハナサクヤヒメ)は日本書紀において棚機津女だと書かれています。このお姫様は富士山の頂上から桜の種を日本中に蒔いた女神様で、シーズンの近くにある富士浅間社の主祭神さま。そして母が毎年衣や食べ物をお供えして大事にしてきた神様なのです。

思わず、天の川の畔で機を織る木花開耶姫に、佐潟の畔で布を染める自分を重ね合わせてしまいます。花とお酒を愛し、酔うと踊り(笑)水辺に住むなんて、知れば知るほど私そっくりな女神様です。小さい頃、母と手を繋ぎお供えに行っていた事の意味を知り、これからは私が母の手を取ってお参りしていきたいと思います