11月の一言

霜月を迎え、今年も冬の使者・白鳥たちがシベリアから佐潟へ来てくれました。みんな毎年の長旅お疲れ様でした。

白鳥たちのの楽し気な声が刈り取りを終えた田んぼから響き渡る頃、柿の収穫期が始まります。新潟ではおけさ柿という品種が有名で、種がないことから越後七不思議の八番目に数えられるとして別名八珍柿とも言われています。

渋柿ですので渋抜きをしますが、これを方言で醂す(さわす)と言い、焼酎などで醂した柿をさわし柿といいます。

渋柿の渋み成分シブオールは、干すと水溶性から不溶性に変化するという特徴があるので、シーズンの醂し方は恵みの風を頂いた風醂し。勝手に言葉を作っちゃいましたが、干すより風醂しのほうが情緒的で素敵な感じでしょ?

柿は実もへたも生薬であり「柿が赤くなると医者が青くなる」という諺があるほど平安の昔から親しまれています。

子供の頃、秋のおやつと言えば柿だった時代を懐かしく思い出しながら、テラスにせっせと連を吊るしています。