6月の一言

今年もカモミールの季節がやってまいりました!ハーブの中で私が一番好きなのがジャーマンカモミールです。白くて小さな花がわぁ~っと咲くと、やっとシーズンの庭がお客様に楽しんで貰えるハーブガーデンになったようで、ウキウキと安堵のブレンドされた良い気分で満たされます。テラスから眺めると白い花の周りを緑が覆い、奥の佐潟には茶色の葦。水面に映る青空と雲が折り重なり、ため息が出るほど爽やかで美しいものです。睡蓮をモチーフに数多くの作品を残したクロード・モネは、視界に入る池の細部に注目し、水上の蓮、水面のさざ波、水中にある石といったものの遠近を、さらには日向と日陰で目に映る色の違いまで表現するのに大変苦労されたとか。もしモネさんが元気だったら「ここにすっごいモチーフがありますよ!」とお誘いしてみたいものです。彼ならきっと風や匂いや気持ちまで絵に表現してくれるはず。佐潟の岸辺にイーゼルを構えるモネの後ろから「ねぇ出来た?」とカモミールティーを差し出す、そんな空想を抱かせてくれる季節の到来です。